こけし発祥の里【遠刈田温泉】源泉かけ流し|蔵王の玄関口に湧く強塩硫黄泉と伝統工芸の旅
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湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!
宮城県刈田郡蔵王町、標高330メートルの高原に湧く遠刈田温泉は、蔵王エコーラインの東側入口に位置する「みやぎ蔵王の奥座敷」です。
源泉温度68℃の高温・豊富な湯量が生み出すナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉は、特に足腰の病に効能があるとされ古くから湯治客を集めてきました。
土湯・鳴子温泉と並ぶ「三大こけし産地」のひとつとしても名が知れ渡り、温泉とこけしと蔵王の大自然が三位一体となった旅が楽しめます。
目次
蔵王の麓の温泉街へ 400年の歴史と湯けむりの路地

仙台駅西口から高速バスで約72分、車では東北道・村田ICから約17キロというアクセスです。
開湯は慶長6年(1601年)と伝えられ、岩崎山で金を掘った金商人が霊泉を発見したのが始まりとされています。
江戸時代には蔵王山頂の刈田嶺神社への信仰登山の宿場町として賑わい、当時から足腰の病に効くと評判の湯治場として多くの人が訪れてきました。
今も松川河畔に旅館・ホテルが立ち並び、道ばたの側溝から立ちのぼる湯けむりが昔ながらの雰囲気を漂わせています。
御釜・蔵王エコーライン・樹氷 蔵王四季の絶景
出典:遠刈田温泉旅館ホテル組合
蔵王エコーラインを温泉街から車で約30分登ると、エメラルドグリーンに輝く火口湖「御釜」が現れます。
太陽光線の当たり方によってさまざまに色を変えることから「五色沼」とも呼ばれ、荒々しい火口壁との対比が圧倒的です。
春には雪の壁が現れ、秋は紅葉が山肌を染め上げ、冬には「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷が蔵王の稜線を別世界へと変えます。
四季それぞれに全く違う顔を持つ蔵王の玄関口として、遠刈田温泉は一年を通じて旅人を迎えています。
みやぎ蔵王こけし館 伝統工芸に触れる

温泉街から「こけし橋」を渡った新地集落一帯が遠刈田こけしの産地で、工人の工房が点在しています。
「みやぎ蔵王こけし館」では全国5,000点以上のこけしを系統別に展示しており、現役工人による実演見学とこけしへの絵付け体験(事前確認要)が楽しめます。
遠刈田系こけしの特徴は、頭頂の赤い放射線状の飾りと額から頬にかけた八の字模様、胴に描かれた菊・梅の華やかな手描き模様で、土湯・鳴子と並ぶ三大こけし産地のひとつとして全国の愛好家が訪れています。



