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自噴湧出量の多い温泉地はどこ?たっぷりのお湯に癒されたい!

更新日:2022年5月11日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

「湯口からふんだんにお湯が注がれる湯舟で、新鮮なお湯の効能をしっかりと得たい。」そんな願いを叶えてくれる温泉地はどこなのでしょうか?今回は、日本全国の中で、環境省の「平成28年度 都道府県別温泉利用状況」をもとに、日本温泉協会が発表した自噴湧出量の多い温泉地をランキング形式でご紹介します。

新型コロナの影響により、各施設の営業状況は変更の可能性があります。詳細は公式HPをご確認ください。らくらく湯旅では引き続き読んで楽しめる温泉情報を発信していきます。

第7位 単一源泉での温泉湧出量は日本一「秋田・玉川温泉」(湧出量:9,190L/分)

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7位は、秋田県にある「玉川(たまがわ)温泉」です。

秋田県田沢湖(たざわこ)国立公園内にある温泉で、大噴(おおぶき)源泉からは毎分9,000L以上の温泉が湧き出ており、単一源泉での温泉湧出量は日本一です。

ph1.2という日本一の強酸性の天然温泉は豊富な湯量と効能から、玉川温泉にある2つの宿「玉川温泉」と「新玉川温泉」には、療養・静養を目的として長期で滞在する湯治客も多くいます。

玉川温泉には、塩化物泉・二酸化炭素泉・含鉄泉・酸性泉の4つの条件を満たす成分が含まれており、浴用でのリウマチ、血圧など循環器系統の疾患、貧血症並びに白血球減少症、肝機能などに効能があります。

飲用(温かい温泉水)では胃潰瘍、胃酸過多症、慢性胃炎、胆嚢疾患、糖尿病、飲用(冷たい温泉水)では胃酸減少症、無酸症、便通鉄欠乏症貧血、蒸気吸入で気管支炎や風邪、喘息などの効能が期待できます。

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また、温泉地には地熱の高い地獄地帯が存在し、多くの人がゴザを引いて天然の岩盤浴を行う光景が見られます。

NHKのドキュメント番組で天然の岩盤浴により「がんが消えた」「末期がんが治った」という話が取り上げられてから口コミで噂が広まり、現在も多くのがん患者が訪れます。

ただし、がんは温泉の適応症ではなく禁忌症に含まれますので、効能が認められているわけではありません。

<温泉地詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
・アクセス方法:「秋田新幹線田沢湖駅」から「玉川温泉」・「八幡平頂上」行き羽後交通バス・秋北バスで約1時間20分。または「花輪線八幡平駅」から「新玉川温泉」行き秋北バスで約1時間、「玉川温泉」下車(八幡平発着は11月上旬〜4月中旬運休)。

第6位 個性あふれる那須八湯からなる「栃木・那須温泉郷」(湧出量:9,733L/分)

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自然湧出量6位は、日光国立公園内の那須(なす)岳南麓に位置する栃木県那須郡那須町(一部は那須塩原市)にある「那須温泉郷」です。

同じ那須岳南麓には皇室が静養に訪れる那須御用邸があります。

那須温泉郷は、那須湯本温泉、大丸(おおまる)温泉、弁天温泉、北温泉、八幡温泉、高雄温泉、三斗小屋(さんどごや)温泉というそれぞれに個性あふれる7つの温泉「那須七湯」、これに新那須温泉を加え那須八湯(なすはちゆ)からなります。

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那須湯本温泉は、那須温泉郷の中心となる温泉で最も歴史を持ち、「温泉神社」を中心に温泉街が広がっています。

日帰り温泉施設や旅館などが立ち並びますが、中でも共同湯「鹿の湯」は、那須湯本温泉の象徴となっています。

主に酸性泉で、特に皮膚または粘膜の過敏な方、高齢者の皮膚乾燥症に効能があります。

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また、秘湯の雰囲気が漂う北温泉には、1軒宿にプールのように大きな露天風呂をはじめ趣の異なる湯舟がいくつもあります。

大きな天狗のお面が印象的なお風呂は、映画「テルマエ・ロマエ」が撮影された場所です。

泉質は、単純温泉で疲労回復や健康増進などの効能のある身体への負担の少ない高齢者にも優しい温泉です。

<温泉地詳細>
・住所:栃木県那須郡那須町湯本(那須湯本温泉)
・アクセス方法:「仙台駅」や「東京駅」から東北新幹線で「那須塩原駅」へ行き、東北本線に乗り換え「黒瀬駅」まで約15分。その後バスに約35分乗り「那須温泉」着。「那須塩原駅」から「那須温泉」までは、直行バスもあります(約60分)。

第5位 東京からアクセス抜群の人気温泉地「神奈川・箱根温泉郷」(湧出量:9,781L/分)

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自然湧出量5位は、神奈川県にある「箱根(はこね)温泉郷」です。

宿泊施設数、収容定員数、宿泊利用人員数のすべてで日本一を誇る人気の温泉地で、東京都心からのアクセスも良く、旅館・日帰り温泉施設・足湯などで多彩な温泉が楽しめます。

箱根温泉郷は「箱根十七湯」とも呼ばれ、17もの温泉があり、泉質は、アルカリ性単純温泉、食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)、石膏泉(カルシウム-硫酸泉)など約20種類におよぶため、得られる効能もさまざまです。

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箱根温泉郷の玄関口にある「箱根湯本温泉」は、奈良時代の発見といわれ、古くから多くの人々が利用してきました。

箱根の中でも特に温泉施設、宿、飲食店やみやげ物店が充実し、人気の観光スポットでもあります。

箱根湯本温泉は、単純温泉・アルカリ性単純温泉などの泉質で神経痛・冷え性・慢性皮膚病の効能があり、美肌にも良いと言われています。

<温泉地詳細>
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本(箱根湯本温泉)
・アクセス方法:
小田急線「新宿駅」から小田急ロマンスカーに乗り約85分で「箱根湯本駅」着。

「羽田空港」から京急線に約30分乗り、「横浜駅」でJR東海道線に乗り換え、約1時間で「小田原駅」へ。その後、箱根登山線に乗り約15分で「箱根湯本駅」着。

名古屋大阪方面からは、新幹線で「小田原駅」へ。その後、箱根登山線に乗り約15分で「箱根湯本駅」着。