林芙美子・吉川英治・横山大観が愛した【角間温泉】源泉かけ流し|室町時代から湧く文人の湯と3つの外湯めぐり
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旅の余韻

出典:岩屋館
茶褐色の炭酸泉が、静かに浴槽から溢れていく。
鉄分が空気に触れてその日だけの色に染まった湯は、ゆっくりと体の内側に染み込んでくるようです。
じんわりと温まりながら、窓の外には角間渓谷の岩壁が迫り、林芙美子も、吉川英治も、横山大観も、この同じ湯とこの同じ景色の中にいたのかもしれない、と思うと不思議な時間の重なりを感じます。
渋温泉の賑わいから数分のところに、これだけ深い静けさがある。
角間温泉はそのことを知っている人だけが繰り返し訪れる、本物の湯治場です。
湯上がりの体に残るほのかな鉄の香りとともに、またいつかここへ戻ってきたいと思う。そんな旅の余韻をくれる温泉です。



