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50代以上の大人世代が選ぶ「好きな温泉地」ベスト7!2位は「箱根湯本」、1位は?

更新日:2021年12月27日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

この度らくらく湯旅では、大人世代が中心のSNS「らくらくコミュニティ」のユーザー498名を対象に「有名温泉地の中で最も好きな温泉地」をうかがうアンケートを実施しました(2021年11月実施)。今回は、そのアンケート結果から上位7位までの温泉地をご紹介します。それぞれの温泉地がなぜ人気なのか、その魅力もお伝えしますので、ぜひ次の温泉旅行の行き先選びの参考にしてみてください。

第7位 温泉のデパートと呼ばれる源泉の多さ「北海道・登別温泉」

第7位(獲得数:29票)は、北海道屈指の「登別(のぼりべつ)温泉」です。

新千歳空港からも札幌からも約1時間というアクセスの良さから、他都府県からも人気の高い温泉地です。

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登別温泉とは

「登別温泉」は、9種類もの温泉が湧き出す日本有数の温泉郷です。

温泉街のメインストリート「極楽通り商店街」とその周辺に宿や日帰り温泉施設、飲食店などが並びます。

極楽商店街には、人びとの厄を払い、元気にする不思議な力を持つと言われるありがたい神様の「湯鬼神の鬼像」もあり、また、温泉の象徴的な存在である閻魔(えんま)大王の「閻魔堂」では、からくりの閻魔大王による地獄の審判も見られます。

登別温泉の最大の源泉である「地獄谷」など、温泉街から散策できるスポットも充実しています。

温泉の特徴

日本を代表する温泉地である登別の魅力は、毎分約3,000Lもの豊富な湯量と泉質の豊富さ。多くの源泉があることから「温泉のデパート」と呼ばれます。

泉質は、硫黄泉、食塩泉、明ばん泉、芒硝泉(硫酸塩泉)、緑ばん泉、鉄泉、酸性鉄泉、重曹泉、ラジウム泉です。

グルメの特徴

新鮮な魚介、ジンギスカンなどの肉料理など地元の食材を使った料理から、真っ白な湯気が立ち上る地獄谷にちなんだ激辛メニューまで、登別温泉でしか味わえないグルメが満載です。

<温泉地詳細>
・住所:北海道登別市登別温泉町
・アクセス方法:
「JR新千歳空港駅」から快速電車で「南千歳駅」へ行き、室蘭本線に乗り換え特急で「登別駅」まで約1時間25分。「登別駅」から「登別温泉」はバスで約15分です。新千歳空港〜登別温泉間は直行リムジンバスも運行しています(約1時間)。

第6位 日本でも珍しい海の温泉が湧き出る「石川県・和倉温泉」

1票の差で登別温泉を上回り、第6位(獲得数:30票)になったのは、石川県にある「和倉(わくら)温泉」です。

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和倉温泉とは

開湯1,200年とされる古い歴史のある「和倉温泉」は、北陸随一の温泉地です。

日本でも珍しい「海の温泉」が湧き出る場所で、明治13年(1880年)にドイツで開催された万国鉱泉博覧会では、「世界三等鉱泉」の栄誉に輝いています。

温泉街には、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で35年連続日本一を獲得している宿「加賀屋」をはじめとした旅館・温泉施設が立ち並びます。

寺社仏閣や七福神めぐりも楽しみの一つです。

温泉の特徴

ナトリウム、カルシウムを含む塩化物泉のお湯は、慢性の消化器病や皮膚病、婦人病、アトピーなどの効能があり、また2倍に薄めて飲用すると胃腸病や貧血病などに良いとされています。

目の前に七尾(ななお)湾や能登(のと)湾を臨みながら浸かる温泉は、開放感にあふれる至福の時です。

グルメの特徴

塩の香りと湯けむりが漂う温泉街には、七尾湾や近隣である冨山湾などで獲れる新鮮な海の幸をはじめとしたあらゆる郷土料理のお店が充実しています。

<温泉地詳細>
・住所:石川県七尾市和倉町
・アクセス方法:
「金沢駅」から特急電車に乗り、約1時間で「和倉温泉駅」へ。飛行機の場合は、「小松空港」からバスに乗り約40分で「金沢駅」へ。

第5位 豊臣秀吉の愛した関西の奥座敷「兵庫県・有馬温泉」

第5位(獲得数:38票)は、関西を代表する温泉の兵庫県にある「有馬(ありま)温泉」です。

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有馬温泉とは

豊臣秀吉の愛した関西の奥座敷である有馬温泉は、草津温泉や下呂温泉と並ぶ日本三名泉のひとつです。

有馬温泉の湯といえば、鉄分を多く含む黄褐色の「金泉」と、お肌がつるつるになると女性に人気の無色透明の「銀泉」の2つが有名です。

豊臣秀吉の正室のねねの像が傍にある赤い欄干が特徴的な「ねね橋」や秀吉が作らせた湯船の遺跡を出土した状態で展示する太閤の湯殿館、神社・仏閣、ごぼごぼと音をたてながら中央の煙突から白い煙をはく天神泉源をはじめとする7つの泉源めぐりもおすすめです。

温泉の特徴

金泉・銀泉は、共同浴場の「金の湯」・「銀の湯」の他、24種のお風呂が楽しめる温泉テーマパーク「太閤の湯」、そしてもちろん旅館で愉しめます。

グルメの特徴

情緒あふれる温泉街では、但馬牛(たじまうし)や新鮮な山の幸を使った名物グルメなどが味わえます。銀泉に含まれる炭酸を用いた炭酸煎餅は有馬温泉名物のお土産です。

<温泉地詳細>
・住所:兵庫県神戸市北区有馬町
・アクセス方法:
「大阪」駅 からJR神戸線に乗り約22分で「三宮」駅へ、その後徒歩で「三宮」バス停へ行き、6番系統に乗って「有馬西口」まで約45分。バスを下車後、徒歩5分で「有馬温泉」駅着。

「新幹線・新神戸駅」から徒歩で「北神線・新神戸駅」へ。北神線に約8分乗り「谷上駅」で下車。神戸電鉄有馬線に約11分乗り、「有馬口駅」で乗り換え約4分で「有馬温泉駅」着。

第4位 地獄めぐりが名物「大分県・別府温泉」

有馬温泉を獲得数でわずかに上回り、第4位(獲得数:39票)になったのは、九州は大分県にある「別府(べっぷ)温泉」です。

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別府温泉とは

「別府温泉」は、共同浴場は約170軒、宿は約1000軒にものぼる日本最大級の規模を誇る大分県の温泉郷。

特に古くから由来のある別府、鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)、観海寺(かんかいじ)、亀川、柴石(しばせき)、堀田、浜脇温泉を「別府八湯」と呼びます。

湧出量は1日約9万5,728L、源泉数は約2,850本、町の至る所から湯煙が立ち上る様子が印象的です。

「別府地獄めぐり」では、赤い「血の池地獄」や青い「海地獄」など、1,000年以上も前から噴出しているという9つの地獄に圧倒されます。

温泉の特徴

「別府八湯」では、それぞれ異なる泉質や風情が楽しめます。

源泉のほとんどは高温泉に分類される42度以上で、単純温泉や塩化物泉、硫黄泉、二酸化炭素泉、硫酸塩泉、含鉄泉など幅広い泉質が愉しめます。

グルメの特徴

大分のご当地グルメ「とり天」(鶏肉の天ぷら)をはじめ、豊後牛(ぶんごぎゅう)や関サバなどの地元食材を活かした料理がずらり。温泉の蒸気を用いた料理やプリンも外せません。

<温泉地詳細>
・住所:大分県別府市
・アクセス方法:
「JR博多駅」から特急「ソニック」「にちりん」に約2時間乗車し「別府駅」着。

「大分空港」から空港連絡バスに乗り約50分で「別府駅」着。

さて、いよいよ上位3位の発表です!