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新着記事源泉掛け流し
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メークイン発祥の地に湧く熊の棲む谷の秘湯【俄虫温泉】源泉かけ流し|道南・厚沢部の日本庭園露天風呂とブラックシリカ岩盤浴
「カムイウシ——熊が多い」。アイヌの人々がそう呼んだ谷の奥に、道南らしい素朴な一軒宿が湯けむりを上げています。北海道檜山郡厚沢部町(あっさぶちょう)、道道67号八雲厚沢部線沿いの厚沢部市街地から約1.2キロ。厚沢部川の支流沿いの自然に囲まれた場所に建つ「俄虫温泉旅館」は、1974年(昭和49年)開湯の一軒宿です。さらりとした無色透明の単純温泉は黒茶色の細かな湯の花が舞う新鮮な源泉かけ流しで、日本庭園を配した露天風呂からは四季折々の木々が眺められます。上ノ国産ブラックシリカを使った岩盤浴も備えており、温泉と岩盤浴で体の内外から整える体験が、大人400円という驚くほど手頃な価格で楽しめます。
2026年06月12日更新 -
「治らぬ病なし」大雪山の秘境一軒宿【然別峡かんの温泉】源泉かけ流し|13源泉・11湯船・足元湧出の名湯と野湯天国
明治40年(1907年)、宮城県出身の本郷兵吉が人跡未踏の原生林をかき分け、シイシカリベツ川の上流で湯の湧出を発見しました。北海道河東郡鹿追町、大雪山国立公園内・標高約780メートルの然別峡の奥まった谷間。十勝平野の喧騒から遠く離れたこの秘境に、「治らぬ病なし」と呼ばれた一軒宿が114年以上の歴史を刻んでいます。然別峡かんの温泉は、周囲の山肌から13か所の源泉が自然湧出し、加水・加温・循環・消毒を一切行わない源泉100%かけ流しで11の湯船を満たしています。足元の岩の割れ目から直接湧き出す「イコロボッカの湯」、滝の音を聞きながら入る貸切露天風呂、湯の花が舞う深々とした内湯。同じナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉でありながら、源泉ごとに温度・色・湯の花・肌触りが異なる驚異の多様性が、温泉マニアをこの秘境へと引き寄せてやみません。
2026年06月11日更新 -
鹿が傷を癒した湯・道内唯一の間欠泉【鹿部温泉】源泉かけ流し|駒ヶ岳を望む内浦湾の漁港温泉と鹿部たらこの旅
寛文6年(1666年)、津軽から昆布出稼ぎにやってきた伊藤源五郎は、ある日、傷を湯で癒している一頭の鹿に出会いました。北海道茅部郡鹿部町(しかべちょう)。函館の北、内浦湾(噴火湾)に面したなだらかな漁港の町に、文字通り鹿の傷癒しの伝説から始まった温泉地があります。鹿部温泉は30か所以上の源泉を持つ全国屈指の源泉数を誇り、大正13年(1924年)には温泉掘削中に偶然発見された道内唯一の間欠泉が今も10分おきに高さ15メートルの熱湯を噴き上げています。漁師が資格を持つ旅館もあるほど海の幸に恵まれ、鹿部たらこ・白口浜真昆布・ホタテといった特産品が温泉と並んでこの町を語る欠かせない主役です。
2026年06月10日更新 -
日本最大の国立公園・日高山脈の麓に湧く【沙流川温泉】源泉かけ流し|pH9.4の美肌硫黄泉とヤマベ料理・星空の旅
札幌と帯広のちょうど中間、北海道の東西南北を結ぶ交通の要所・日高町。日高山脈から流れ出す清流・沙流川のほとりに、日本最大面積を誇る「日高山脈襟裳十勝国立公園」内の温泉地があります。沙流川温泉は、1972年(昭和47年)に開湯した日高支庁内最古の温泉で、「沙流川温泉ひだか高原荘」が一軒宿として温泉・宿泊・食事を提供しています。日高国際スキー場に隣接し、夏はキャンプ・渓流釣り・登山、冬はスキーと四季を通じてアウトドアの拠点として地元の人々と旅人に愛されています。
2026年06月09日更新 -
「源泉かけ流し宣言」の海沿い温泉郷【虎杖浜温泉】源泉かけ流し|道内随一の湧出量美肌の湯とアイヌの歴史と文化の旅
札幌から南へ約100キロ、道央自動車道を走ると太平洋が眼前に広がる白老町・虎杖浜の海岸線。国道36号沿いの約6キロにわたって温泉施設が点在するこのエリアは、道内随一ともいわれる豊富な湧出量を誇る温泉郷です。虎杖浜温泉は1959年(昭和34年)に地下670メートルのボーリングで源泉を開発して以来、白老町の竹浦から虎杖浜にかけての広範囲に約130か所もの源泉が自噴する温泉地として発展してきました。2012年(平成24年)には「源泉かけ流し宣言」を行い、良質な温泉の提供を地域全体で表明。pH8.2の弱アルカリ性ナトリウム塩化物泉は「化粧水いらず」と言われるほど肌をなめらかに整え、太平洋を見渡す露天風呂で波音を聞きながら入浴する体験は、この温泉郷ならではの贅沢です。
2026年06月08日更新 -
知床と網走の間・原生花園に湧く【小清水温泉】源泉かけ流し|オホーツクの旅
知床から網走へと向かうオホーツク海沿いの国道244号。北海道斜里郡小清水町の「小清水温泉」は、阿寒・網走・知床・釧路湿原という4つの国立公園・国定公園に囲まれた好立地に湧く温泉です。町営の「小清水温泉ふれあいセンター」と地元民に愛される銭湯「原生亭温泉」の2施設が源泉かけ流しで提供する湯は、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉。塩化物成分が体を芯から温めて湯冷めしにくい「温まりの湯」として、知床・網走観光と組み合わせた旅のひと休みにぴったりの温泉地です。
2026年06月07日更新 -
チェコの名湯と同じ泉質・北海道初の国民保養温泉地【カルルス温泉】源泉かけ流し|登別の奥座敷・オロフレ山麓の清澄な硫酸塩泉
「ヨーロッパの名湯カルルスバードと同じ泉質だ」。温泉成分を分析した研究者がそう驚いたのは、明治時代のことでした。北海道登別市、支笏洞爺国立公園内の標高350メートルの高地、来馬岳とオロフレ山の麓を流れる登別川沿いに、数軒の旅館が静かに湯けむりを上げるカルルス温泉があります。世界的に有名な登別温泉から北西約8キロ。派手な歓楽温泉街とは対照的な素朴な佇まいで、その薬効の素晴らしさから1957年(昭和32年)に北海道初の国民保養温泉地に指定された名湯です。無色透明・無味無臭の単純温泉でありながら、芒硝(硫酸ナトリウム)を豊富に含む三大美肌泉質に通じる湯は、入浴後に体の内外から整っていく感覚が格別です。
2026年06月06日更新 -
タンチョウが舞う釧路湿原唯一の温泉【茅沼温泉】源泉かけ流し|シラルトロ湖を望む茶褐色の美肌湯と湿原の旅
釧路湿原国立公園の東北端、シラルトロ湖の湖畔。広大な湿原を見渡す小高い丘の上に、この広い釧路湿原国立公園内でただ一か所だけ湧く天然温泉があります。北海道川上郡標茶町の茅沼温泉は、1975年(昭和50年)に標茶町が深度1,100メートルのボーリングを行い湧出させた温泉です。泉質はナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性高温泉)・源泉温度47.2℃・毎分450リットル。植物由来の有機成分を含む茶褐色のモール温泉が源泉100%かけ流しで注がれる露天風呂から、シラルトロ湖と湿原の大パノラマを眺める。そんな体験ができる一軒宿が、2024年9月に隈研吾・原研哉のデザインで生まれ変わった「ぽん・ぽんゆ」です。国鉄時代から続く「タンチョウが来る駅」として知られる茅沼駅のすぐそばで、野生のタンチョウと温泉が旅人を迎えます。
2026年06月05日更新 -
津波を乗り越えた離島の秘湯【神威脇温泉】源泉かけ流し|奥尻島・日本海に沈む夕日と2種の湯・北追岬の彫刻群
日本海の夕日が赤く染まる頃、展望浴場の窓いっぱいに広がる水平線を眺めながら、熱い湯に体を委ねます。北海道道南の日本海に浮かぶ奥尻島の最西端、神威脇漁港のすぐ隣に「神威脇温泉保養所」はあります。1978年(昭和53年)開業のこの日帰り温泉施設は、地下30メートルから毎分285リットルで湧き出るカルシウム・ナトリウム塩化物泉を循環ろ過なしの源泉かけ流しで提供する、北海道の離島では希少な本物の温泉です。1階には源泉そのままの赤茶色の湯、2階には鉄分を除去した澄んだ展望浴場と、2種類の個性の湯を楽しめます。1993年の北海道南西沖地震と津波で甚大な被害を受けながら復興を遂げたこの島で、温泉は今も島民と旅人の心を温め続けています。
2026年06月04日更新 -
温泉熱で育てたアワビが名物の秘境一軒宿【貝取澗温泉】源泉かけ流し|奥尻島を望む道南日本海の原生林に湧く赤褐色の温まりの湯
北海道南西部、道南の日本海沿いを走る国道229号から貝取澗川を遡ること数分。原生林に抱かれた渓谷の奥に、ひっそりと湯けむりを上げる一軒宿があります。貝取澗川沿いの山間に位置する貝取澗温泉は、豊かな原生林の中にたたずむ「国民宿舎あわび山荘」に温泉浴場が併設されています。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(pH6.5・源泉温度51.2℃・毎分515リットル)。赤褐色のやや熱めの湯は塩分が体を芯から温め、湯冷めしにくい「温まりの湯」として道南の湯治客に長く愛されてきました。そしてこの宿ならではの驚くべき名物が、温泉熱を利用して養殖されたアワビとヒラメ。低価格でいただける新鮮なアワビ料理が全国の温泉ファンをこの秘境へと引き寄せています。
2026年06月03日更新 -
アイヌが「大きなお湯」と呼んだ【温根湯温泉】源泉かけ流し|北の大地の水族館・北きつね牧場と無加川沿いの美白の硫黄泉
「オンネ・ユ(大きなお湯)」——アイヌの人々がそう呼んで狩猟の帰りに体を癒していた湯が、今も北海道の山あいで湧き続けています。北海道北見市留辺蘂町、石北峠を源流とする無加川のほとりに旅館やホテルが3軒並ぶ温根湯温泉は、明治32年(1899年)に本州からの入植者たちが旅館を開いてから今日まで、120年以上にわたって北見地方を代表する温泉地として愛されてきました。単純硫黄泉(pH9.1)のやわらかなアルカリ性の湯は「美白の湯」として評判が高く、加温・加水・ろ過・循環を一切しない源泉かけ流しが3軒すべてで実践されています。道の駅に隣接する「北の大地の水族館」や「北きつね牧場」など家族で楽しめる観光施設が温泉街のすぐそばに集まっており、湯浴みと観光を一度に満喫できる道東の温泉拠点です。
2026年06月02日更新 -
流氷が窓を埋め尽くすオホーツクの絶景一軒宿【オホーツクオムイ温泉】源泉かけ流し|日の出岬に湧く高塩分の温まりの湯と雄武の毛ガニ
冬の朝、カーテンを開けると窓の外いっぱいに流氷が広がっていた。北海道紋別郡雄武町(おうむちょう)、オホーツク海に突き出た日の出岬の高台に、全23室すべてがオホーツク海に面した一軒宿「ホテル日の出岬」があります。1998年(平成10年)の開業以来、この宿を語るとき人々が真っ先に挙げるのは「温泉露天風呂から見える流氷の絶景」です。オホーツクオムイ温泉(別名・オホーツク温泉)は、自家源泉100%のナトリウム塩化物強塩泉(pH7.6・源泉温度66.3℃)。湯触りはさっぱりとしていながら、汗が噴き出るほど体が温まる「高温の塩の湯」です。北の海が育んだ毛ガニ・ホタテ・ウニと、岬の絶景と、塩の強い温もりの湯——雄武の旅は、訪れた者の心に静かに残ります。
2026年06月01日更新
