温泉街の散策が楽しい関東の温泉地6選！
この記事を書いた人
ともきち
温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。
温泉旅行の楽しみの一つに、「温泉街の散策」を挙げられる方は多いのではないでしょうか。今回は、関東エリアにある幾多あまたの温泉地の中から、散策が楽しいと人気の温泉街を6つ厳選してご紹介します。
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目次
【群馬】湯畑を中心に100以上の旅館、飲食・土産物店が並ぶ「草津温泉街」
出典：PIXTA
一つ目におすすめするのは、”一生に一度は浸かりたい天下の名湯”と呼ばれ、古くから人々に愛されてきた群馬県の「草津（くさつ）温泉」の温泉街です。
草津温泉は、摂氏50～90度と高い源泉の湯温を加水することなく適温に下げるために桶で湯を冷ます「湯畑（ゆばたけ）」や、木の板で温泉をかき回す伝統の「湯もみ」などが有名です。
湯畑を中心に100以上の温泉旅館、飲食店、土産物店が所狭しと軒を連ね、「熱乃湯（ねつのゆ）」の湯もみショーなどの見処も満載で、温泉・グルメ・体験を一度に楽しめる一大観光地となっています。
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草津温泉の湯
草津温泉の湯は、日本有数の強酸性。硫黄が豊富に含まれている高温の源泉は、体を芯から温め、疲れや痛みを和らげる効用があるとされています。
温泉街にある19ヶ所の無料の共同浴場（一般観光客は3ヶ所利用可能）をはじめ、男女合わせて500平方mの広さがある「西の河原露天風呂（さいのかわらろてんぶろ）」など、立ち寄り湯も充実しています。
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草津温泉のグルメ
湯畑を中心とする温泉街には、蕎麦やとんかつに、串焼きや甘納豆、ソフトクリームなどの食べ歩きグルメまで、実にさまざまなジャンルの70軒を超える飲食店があり、選り取り見取り。
ご当地グルメの「おっきりこみ」（手打ちの太麺と季節の野菜やサトイモ、ダイコンなどをたっぷりの汁で煮込んだ料理）を試してみるのも良いかもしれません。
温泉地といえば定番の温泉卵に温泉まんじゅうも外せません。
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【群馬】飲食店や遊技場、土産物店がずらりの石段が有名「伊香保温泉温泉街」
出典：AC
2つ目におすすめするのは、草津温泉と同じく、群馬県を代表する「伊香保（いかほ）温泉」。戦国武将「武田信玄」にゆかりのある温泉地です。
女流歌人・与謝野晶子が詠んだ歌が刻まれている有名な365段の石段の両脇には、飲食店や遊技場、土産物店がずらりと並び、昔ながらの風情が漂います。
石段を上り切った先に佇む「伊香保神社」からは、温泉街や遠くの山々を見晴らせます。
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伊香保温泉の湯
伊香保温泉は、「黄金（こがね）の湯」と「白銀（しろがね）の湯」の2種類の源泉を持ちます。
赤褐色をした黄金の湯はたっぷりの鉄分を含んでいて、身体を芯から温めてくれる作用があります。
一方の白銀の湯は無色透明で、保湿成分が豊富に含まれていて、乾燥肌に良いとされています。
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伊香保温泉のグルメ
石段を中心とする温泉街周辺には、温泉まんじゅう発祥の店「勝月堂」をはじめ、30を超える飲食店があり、地元の食材を活かした料理を存分に楽しめます。
中でも、日本三大うどんの一つであるご当地料理の「水沢うどん」はぜひ試したいところ。やや太めに切りそろえられた麺は、ツルツルっとした食感の良さとコシが特徴です。
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【神奈川県】都心からのアクセスが良好の見応えある「箱根湯本温泉温泉街」
出典：PIXTA
神奈川県の「箱根湯本（はこねゆもと）温泉」は、東京都心からのアクセスが抜群の関東屈指の人気温泉の一つです。
箱根に点在する20ヶ所の温泉地のうち、玄関口となる「箱根湯本温泉」は日帰り温泉で愉しめる温泉も多く、宿数も豊富で、何度訪れても新たな発見があることでしょう。
駅前から続く温泉街の通り沿いには、温泉街では定番の温泉まんじゅうやせんべい、かまぼこなどからソフトクリームなど、食べ歩きグルメがずらり並びどれにしようか迷ってしまいます。もちろん、食事処や菓子店、土産店も充実しています。
温泉街付近には、寺院や史跡もあるので、散策がてらに立ち寄る楽しみもあります。
箱根湯本温泉の湯
箱根温泉郷は、別名「温泉のデパート」と呼ばれるほどにさまざまな泉質が揃う温泉郷です。
その一つである、箱根湯本温泉は、塩化物泉がメインで、肩こり、冷え性、腰痛などの効能が期待できます。風光明媚な景観と効能の高さから、湯治目的で足を運ぶ方も多くいます。
箱根湯本温泉のグルメ
温泉街には、レストランや寿司屋、ラーメン店、カフェ、バーなどのバラエティ豊かな飲食店が60店以上あります。
メニューも湯葉や相模湾で獲れた地魚を使った料理、そば、カレーなど豊富に揃っています。
温泉まんじゅうも複数の店がいく種類も販売していて、せんべい、カステラ焼き、揚げたてかまぼこなどの食べ歩きグルメも充実しています。
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【栃木】鬼怒川渓谷沿いの自然に囲まれた大型温泉地「鬼怒川温泉街」
出典：PIXTA
4つ目におすすめなのは、江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという正しき由緒を持つ栃木県の「鬼怒川（きぬがわ）温泉」です。
鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが並ぶ、雄大な渓谷美に彩られた関東有数の大型温泉地です。飲食店・土産処は鬼怒川温泉駅を中心に広がっています。
鬼怒川温泉街は豊かな自然に囲まれており、散策スポットも多数。また、江戸ワンダーランドなどのテーマパークもあります。
世界遺産の日光までは車で30分ほどと、日光市内観光の拠点にもぴったりの温泉地です。
鬼怒川温泉の湯
鬼怒川温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や五十肩、疲労回復や健康増進に良いとされています。
無味無臭でくせがない湯は、肌にも優しいため、高齢者や子供も安心のお湯です。
鬼怒川温泉ならではの雄大な渓谷美を臨みながら温泉を堪能できます。
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鬼怒川温泉のグルメ
駅を中心として広がる鬼怒川温泉街には、そばや餃子などのご当地グルメをはじめ、とちぎ牛やとちおとめなど地元産の食材を用いた飲食処や食べ歩きグルメが立ち並びます。
もちろん温泉まんじゅうもありますが、鬼怒川温泉キャラクター「鬼怒太くん」の形をした「きぬ太焼き」がおすすめです。
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【群馬】ノスタルジーな雰囲気漂う「四万温泉街」
出典：PIXTA
5つ目におすすめするのは、群馬県にある「四万（しま）温泉」。
四万もの病に効く名湯として1200年もの古くから愛され、上州三名湯、群馬四大温泉の一つにも数えられている温泉地です。
ノスタルジーな雰囲気が漂う温泉街を流れる四万川の水は澄み渡り、美しいコバルトブルーに輝きます。
四万温泉の象徴的な旅館「積善館（せきぜんかん）」は、「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとなったと噂があります。その美しい佇まいは、一見の価値があります。
四万温泉の湯
四万温泉のお湯は、飲めば胃腸によく、浸かれば肌に良いといわれ、老若男女に愛されています。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉で、きりきず・神経痛・疲労回復などに、特に良い効能があると言われています。気軽に四万温泉の湯を愉しめる共同湯もいくつかあります。
四万温泉のグルメ
四万温泉の温泉街には、食事処や食べ歩きグルメなど、群馬の美味しいものが揃います。
長寿そば、上州豚のとんかつに、四万川で獲れた岩魚、ヤマメ料理も見逃せません。
食べ歩きグルメには、上州名物の焼きまんじゅうがおすすめです。
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【栃木】山腹にある豊かな自然に囲まれた「那須温泉街」
出典：PIXTA
6つ目には、茶臼岳（ちゃうすだけ）の山腹にあり豊かな自然に囲まれ、夏は避暑地として、秋は紅葉の名所として人気のある、栃木県の「那須（なす）温泉」をおすすめします。
那須温泉は、舒明（じょめい）天皇の御代である640年に開湯したといわれていて、全国的にみても古湯として知られます。
その後、長く人々を癒し続けている那須温泉は、江戸時代には俳人の松尾芭蕉が訪れ、「湯を結ぶ 誓いも同じ 石清水」、「いしの香や なつ草あかく 露あつし」などの句を残しています。
那須街道沿いに栄える温泉街の一角には「九尾の狐伝説」で有名な「殺生石（せっしょうせき）」があります。
九尾の狐伝説とは、9本の尻尾をもつ、狐の妖怪が陰陽師により姿を見破られ、那須の地で退治されるも、今度は姿を石に変え毒を放ち、多くの村人の命を奪い続けていたという伝説です。
那須温泉の湯
那須温泉は、栃木県内第一の湧出量を誇る温泉郷です。
それぞれの温泉で効能や泉質が異なるので、日帰り温泉施設や宿の立ち寄り湯でいろいろな湯を堪能するのもおすすめです。
那須温泉の象徴とも言える共同浴場「鹿の湯」は、県内最古の温泉とされており、白濁した効能あふれる湯を堪能できます。
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那須温泉のグルメ
那須温泉街には、老舗のそばや和食店から、栃木のブランド牛や高原の綺麗な空気と水で育った野菜が堪能できるおしゃれな今風のお店まで、幅広い食事処が並びます。
食べ歩きスイーツも、温泉まんじゅうやバームクーヘンなどさまざまな種類からお気に入りを選べます。
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魅力が詰まった関東の温泉街で、その地ならではの温泉やグルメを楽しみませんか？
出典：AC
今回は、都心からもアクセスのしやすい、関東にある温泉街を選りすぐって紹介しました。
それぞれに異なる魅力が詰まった温泉街ばかりです。気になる温泉地があれば足を運び、その地ならではの温泉や料理、食べ歩きグルメを楽しんではいかがでしょうか。
