「猫啼温泉」何と読む?難読温泉地名クイズ


更新日:2023年6月19日

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たけちゃん

普段はパソコンと向き合うデスクワーク、休日は疲労回復&リラックスのために温泉を訪れるのが定番の過ごし方。温泉情報には常にアンテナを張って、気になる温泉があるとちょっと遠くてもドライブがてら遠出します。山の中にある温泉や海の近くなど、自然の中にある温泉が好きです。温泉でリフレッシュした後は、近隣のおすすめグルメをチェックするのも恒例です。

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出典:PIXTA

猫啼温泉は、福島県南部の今出川沿いにある温泉地で、この地に生まれた平安時代中期の女流歌人・和泉式部にゆかりがあるとされる温泉です。

名前の由来は開湯伝説にあります。

和泉式部は京に上る際に、当地に愛猫を残しました。猫は和泉式部を探して啼き続け重病になってしまいましたが、泉に浴しているうちに病が癒え美しい猫になったそう。

それにより里人たちは泉の効能に気付き、その泉を「猫啼」と名付け湯治場にしたといわれています。

さて、「猫啼温泉」はなんと読むでしょうか?

「猫啼温泉」の答えはこちら。読めましたか?

正解は、「ねこなきおんせん」でした。

猫啼温泉とは、どんな温泉地か詳しくみていきましょう!

猫啼温泉とはどんな温泉?

出典: PIXTA(今出川の風景)

福島県石川郡にある猫啼温泉は、阿武隈(あぶくま)山系の西側に位置する温泉地。

約2,000本もの桜並木が続く桜の名所、今出川のほとりに2軒の宿があります。

旅館「式部のやかた 井筒屋」には、和泉式部が少女のころ清水で顔を洗い、髪をとかしていたときに、いつも櫛(くし)を置いていたという「櫛上げ石」があります。

この旅館は、和泉式部の墓に事件の鍵が潜む、内田康夫氏の旅情サスペンス「十三の墓標(ぼひょう)」の舞台ともなった宿です。

出典:PIXTA(写真はイメージです)

猫啼温泉の泉質は、日本でも希少なラドンを含むアルカリ性単純弱放射能冷鉱泉(放射能泉)です。

古くから「万病の湯」として親しまれる湯は、腎機能改善の効用もあることから「痛風の湯」とも呼ばれています。

「式部のやかた 井筒屋」では、露天風呂のほか、和泉式部の壁画が目にも鮮やかな内風呂で名湯が楽しめます。

和泉式部の伝説が残るスポット「小和清水」

出典:PIXTA(写真はイメージです)

石川町の曲木(まがき)地区には、福島の水30選に選ばれた「小和清水(こわしみず)」という湧き水があります。

和泉式部が産湯で浴びたという言い伝えがある湧き水で、子育てや子宝の霊水、長寿の水として愛されています。

この水を飲むと、美声になり歌も上手になるという伝説も。試してみてはいかがでしょうか。

古くから山岳信仰の聖地として崇敬される「石都々古和気神社」も

出典:PIXTA(石都々古和気神社内にある勾玉岩)

猫啼温泉の周辺には、古くから山岳信仰の聖地として崇敬されてきた「石都々古和気神社(いわつつこわけじんじゃ)」があります。

かつて岩に神が降臨すると考えられていたことから、現在も敷地内に点在する大きな岩がご利益のあるパワースポットとして人気を集めています。

種々様々な紫陽花や紅葉など、四季折々の花や木々を楽しめるのも魅力です。

<温泉地詳細>
・住所:福島県石川郡石川町猫啼
・アクセス方法:「東京駅」から「東北・北海道新幹線」に約1時間20分乗車し「郡山駅」で「水郡線」に乗り換え約45分で「磐城石川駅」下車後、車で約5分で着。

猫啼温泉へ行ってみよう!

出典: AC(猫啼温泉からみえる水郡線)

豊かな自然と歴史を感じる猫啼温泉。

名湯に浸かり、いにしえに想いを馳せる旅に出かけませんか。