【兵庫】「城崎温泉」を満喫する2泊3日旅!絶景の大パノラマと但馬牛ステーキに舌鼓!


更新日:2020年11月13日

秋も深まり涼しくなってくると「どこか温泉にでもゆっくり浸かりに行きたい」と思う方も多いのではないでしょうか。 温泉に食欲の秋に合わせてグルメにと楽しみたいという方に向け、今回は兵庫県の城崎(きのさき)温泉2泊3日のプランをご紹介します。 城崎温泉は開湯から1300年以上の長い歴史のある温泉で、大谿川(おおたにがわ)に架かる太鼓橋(たいこばし)と柳並木(やなぎなみき)が独特の風情を感じさせてくれる温泉地です。 温泉にゆっくり浸かりながら、近くの観光地を訪れたり、城崎温泉ならではのグルメやスイーツも楽しめたりできるプランになっています。 ぜひこのプランを参考に、風情ある城崎温泉で温泉とグルメを満喫してください。

この旅行プランはこんな人におすすめ

・2泊3日でゆっくり温泉旅行に出かけたい
・散歩も兼ねて徒歩で観光地を巡りたい
・グルメ、特に魚介グルメを堪能したい

旅のしおり

【Day1】

ゆったりお昼スタート、観光に費やす時間はたっぷり余裕をもって回れるスケジュールです。
〈12:00〉城崎温泉到着
城崎温泉駅にのんびりお昼到着で観光スタート!

〈12:30〉おけしょう鮮魚 海中苑でランチをいただく
まずは「おけしょう鮮魚 海中苑」でランチを。
新鮮な11種盛り の「海鮮丼(海)」をご堪能いただきます。

〈14:30〉鴻の湯で入浴
夫婦円満・不老長寿の湯として有名な「鴻の湯」でゆっくり温泉に浸かります。

〈16:00〉城崎温泉の町並み散策
城崎温泉の町並みを見ながらゆっくり散策。
大谿川の柳並木が城崎らしさを作り出しています。

〈17:00〉ホテルチェックイン
城崎温泉街にある宿泊施設にチェックインします。
歩く元気があれば夜の城崎温泉街散策もおすすめです。

【Day2】

〈10:30〉城崎ロープウェイ
全国でも珍しい中間駅のあるロープウェイです。
山頂からは城崎温泉街や日本海を一望できます。

〈12:30〉但馬牛いろりダイニング三國でランチ。“但馬牛ステーキ丼”を堪能
但馬牛いろりダイニング三國で但馬牛ステーキ丼をいただきます。
プレミアム牛をご堪能ください。

〈14:30〉駅舎温泉 さとの湯で温泉入浴
新しくて綺麗なさとの湯で滝の音を聞きながら入浴。
ハーブの香りがするなど五感を刺激するふれあい温泉です。

〈16:30〉城崎文芸館
城崎にゆかりのある文豪の作品や城崎温泉の歴史に触れることができます。

〈17:30〉ホテルチェックイン
城崎温泉街にある宿泊施設にチェックインします。
城崎温泉2日目はここで終わりです。

【Day3】

いよいよ城崎温泉観光も最終日です!
〈11:00〉柳湯で足湯
柳の木の下にあり、街並みを眺めながらのんびり足湯に浸かります。

〈12:00〉かに寿司 大黒屋でランチ
肉厚の蟹が乗った“かにちらし寿司”をご堪能いただきます。

〈14:00〉温泉街でお土産散策
城崎温泉街でお土産散策。

〈15:30〉城崎温泉出発
今回の城崎温泉の旅もここでおしまいです。帰路に着きます。

準備 旅行は準備からスタート

持ち物チェックリスト

旅行は準備から楽しいものですよね。ただ、旅先に行って緊急事態がないとも言い切れないので、いつもお出かけ時に持っている持ち物のほか、下記を持っていくと安心です。

・上着
・寒さ対策アイテム(帽子・マフラーなど)
・お水
・保険証・お薬手帳
・常備薬
・携帯の充電器
・杖
・緊急連絡先メモ

トイレの位置を確認

旅行に出かける前にトイレの位置を確認しておけば、いつトイレに行きたくなるか不安に感じることもなくなるでしょう。ひざに持病を抱えている方などであれば洋式のトイレがあるのかも確認しておくと安心ですね。

段差、高低差の確認

「実際に行ってみると急斜面や階段が多くて難儀した」ということにならないよう、事前にチェックしておくことをおすすめします。足腰に不安がある方は別の場所を観光したりしても良いでしょう。

病院もチェック

万が一に備えて、観光地近くの救急病院の場所や連絡先もチェックしておくと安心して旅行が楽しめます。

 

城崎温泉23日の旅スタート


【Day1】城崎温泉駅到着

〈12:00〉
城崎温泉駅にのんびりお昼到着で、城崎温泉2泊3日観光のスタートです。

<参考>
・【電車】JR大阪駅→ 特急北近畿 → JR城崎温泉駅まで約2時間45分
・【高速バス】大阪(阪急三番街)→城崎温泉駅まで約3時間30分

城崎温泉の駅前からすぐに、城崎温泉街が始まりますので、温泉地気分が味わえます。

城崎温泉駅に着いたらまずは「おけしょう鮮魚 海中苑」へランチをとりに向かいましょう。

<施設詳細>
城崎温泉駅
・住所:兵庫県豊岡市城崎町今津字稗田283-1
・電話番号:0796-32-2608
・観光マップ:Day1 A地点


↓徒歩約5~10分


【Day1】おけしょう鮮魚 海中苑で“海鮮丼(海)”を堪能

〈12:30〉

「おけしょう鮮魚 海中苑(かいちゅうえん)」は1階が鮮魚やお土産の販売所、2階が食事スペースとなっていますので2階へと上がります。

エレベーターがあるバリアフリーのお店なので、足腰に自信のない方も安心です。

おけしょう鮮魚 海中苑では、新鮮な海産物11種盛り の「海鮮丼(海)」(1,800円)をご堪能いただきます。

次は何を味わおうと最後まで悩みながらもワクワクしながら様々な味を楽しむことができます。

ほかにも、海産物7種盛りの揚げ物定食やお造り定食など、新鮮な魚のメニューが豊富です。

<店舗詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島132
・電話番号:0796-29-4832
・営業時間:10:00~18:45
・定休日:不定休
・観光マップ:Day1 B地点


↓徒歩約10~15分

【Day1】鴻の湯で入浴

〈14:30〉
「鴻の湯(こうのゆ)」は夫婦円満や不老長寿、しあわせを招く湯といわれ地元の方や観光客にも人気の温泉です。

鴻の湯には緑に囲まれた自然豊かで開放的な岩露天風呂があり、自然を眺めながらのんびり温泉が楽しめます。(入浴料:700円)

鴻の湯は、約1300年前に開湯されたとされる城崎温泉の外湯の中で最も長い歴史のある温泉です。こうのとりが足の傷を癒していたことから発見されたといわれ、それが鴻の湯の由来にもなっています。

<施設詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島610
・電話番号:0796-32-2195
・営業時間:7:00~23:00
・定休日:火曜
・観光マップ:Day1 C地点


↓徒歩約10分

【Day1】城崎温泉の町並み散策(大谿川の柳並木)

〈16:00〉
入浴の後は、城崎温泉街をゆっくり散策しながら、温泉地の風情を味わいましょう。城崎温泉街はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて星2つを獲得し、「近くにいるなら寄り道をしてでも訪れるべき場所」と紹介された温泉街です。

小説家の志賀直哉も愛したという大谿川を歩ことで、より城崎らしさが感じられます。

大谿川には国指定の登録有形文化財にも登録された石造りの太鼓橋が架けられ、柳並木とともに城崎温泉を代表するとても趣ある風景です。

 

太鼓橋によっては付近にベンチもあり、休憩しながら太鼓橋や柳並木をゆっくり眺めるたり写真撮影をしたりすることもできます。


↓徒歩約10分~15分

【Day1】ホテルチェックイン

〈17:00〉
城崎温泉街にある宿泊施設にチェックインします。

体力に余裕があれば、夜の城崎温泉街に出てみるのもおすすめです。

昼間とはまた違った情緒あふれる街並みが楽しめます。

【Day2】

宿泊施設を出発。


↓徒歩約10分

【Day2】城崎ロープウェイ

〈10:30〉
「城崎ロープウェイ」は全国でも珍しい中間駅のあるロープウェイで、大師山の麓から中間駅の「温泉寺駅」を通って「山頂駅」までを約7分で結んでいます。(往復料金:970円)

大師山からの景色がミシュラン・グリーンガイド・ジャポン で1つ星を獲得し、城崎温泉の町並みや日本海を一望できる眺望スポットです。

山頂にはお皿状のかわらけを投げ、的に当たれば一願成就とされる「かわらけ投げ」も体験できます。

<施設詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島806-1
・電話番号:0796-32-2530
・営業時間:9:10始発、最終16:10(下り最終 17:10)
・定休日:不定休(台風、大雨時など)
・観光マップ:Day2 A地点


↓徒歩約15分

【Day2】「但馬牛いろりダイニング三國」で“但馬牛”を愉しむ

〈12:30〉
プレミアム牛の但馬牛(たじまうし)が味わえる「但馬牛いろりダイニング三國」でランチタイム。「ローストビーフ丼」(2,800円)をいただきましょう。

ステーキ丼には和風ソースやガーリックチップが付いているので、お好みで追加することでまた違う味わいを楽しむこともできます。

三國では牧場と直接契約をすることで中間コストを削減し、プレミアム牛がより安く提供されています。

しっかり但馬牛を味わいたい方には、但馬牛のステーキ御膳(特選ロース 100g:5,600円~)や特選ヘレ (100g:10,200円~)もあり、城崎の思い出に添えてもいいかもしれません。

<店舗詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島219
・電話番号:07960-29-4832
・営業時間:11:00~14:00
・定休日:水曜
・観光マップ:Day2 B地点


↓徒歩約5分

【Day2】駅舎温泉 さとの湯で温泉入浴

〈14:30〉
「駅舎温泉 さとの湯」は城崎温泉に隣接して建つ日本最大の駅舎温泉です。(入浴料:800円)

食事直後の入浴は血流の関係であまりよくないので、少し時間を置いてから入浴をすると良いでしょう。

建物は3階建てで、1階には受付と休憩どころ、2階が大浴場で3階には露天風呂も完備されています。浴室に滝が作られており、滝の流れ落ちる音を聞きながらの粋な入浴が楽しめる温泉です。

浴室はハーブのほのかな優しい香りがするなど、リラックスしながら温泉に浸かることができるでしょう。

<施設詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町今津290-36
・電話番号:0796-32-0111
・営業時間:13:00~21:00
・定休日:月曜
・観光マップ:Day2 C地点


↓徒歩約10分

【Day2】城崎文芸館

〈16:30〉
城崎文芸館は、志賀直哉をはじめ城崎にゆかりのある文人の作品や、城崎温泉の歴史に触れることができる施設です。

館内は常設展と企画展に分かれ、常設展には城崎にまつわる文人たちの所蔵作品が数多く展示されています。企画展では1年に2度のペースで展示企画が催され、過去の文人のみならず現代に活躍する文人の作品を展示するなど、新たな文人を知るきっかけにもなる展覧です。

1階には無料の常設展示所があるほか、城崎ゆかりの文豪にまつわる本やオリジナルグッズなど、城崎文芸館でしか手に入らない本の販売も行われています。

<施設詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1
・電話番号:0796-32-2575
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:水曜
・観光マップ:Day2 D地点


↓徒歩約5分~10分

【Day2】ホテルチェックイン

〈17:30〉
城崎温泉にある宿泊施設にチェックインしたら、城崎温泉旅行の2日目の終了です。

旅先では自然と歩く距離も増えがちなので、疲労を残さないようにしっかりと身体を休ませてください。

【Day3】

ホテル出発。


↓徒歩約5分~10分

【Day3】柳湯で足湯(入浴なら10:00)

〈11:00〉
城崎温泉最終日の始まりは「柳湯」で足湯に浸かり、身体を癒しておきましょう。

もし最後に温泉に浸かりたいなら、そのまま柳湯に浸かることもできます。(入浴料:700円)

温泉に浸かる場合は早めに向かうと後々スケジュールが詰まらず良いでしょう。

<施設詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島647
・電話番号:0796-32-2097
・営業時間:15:00~23:00(木曜定休)
・観光マップ:Day3 A地点


↓徒歩約10分

【Day3】かに寿司 大黒屋で“かにちらし寿司”を堪能

〈12:00〉
かに料理専門店の「かに寿司 大黒屋(だいこくや)」にて、地元産の肉厚のかにが乗った「かにちらし寿司」(1,300円)でランチタイムです。

かに寿司 大黒屋は全国から取材を受けることも多いお店で、広めの店内の壁には有名人のサイン色紙が多数掲載されています。

身の締まった、でも口の中でほろほろとほどける…。そして甘みが口の中いっぱいに広がります。
かに寿司 大黒屋は城崎温泉駅の出入り口より徒歩1~2分の所(約80mの位置)にあります。

<店舗詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島87
・電話番号:0796-32-2728
・営業時間:月1回不定休
・観光マップ:Day3 B地点


↓徒歩約10分

【Day3】温泉街でお土産散策

〈14:00〉
城崎温泉街でお土産散策をしましょう。

城崎温泉のお土産は、城崎や兵庫周辺のお土産が500種類以上もある「城崎おみやげ百選」を利用すると便利です。

場所も城崎温泉駅より徒歩3分ほどの距離にあるので、帰りのバスにもアクセスしやすく、豊富な種類の中からお土産が選べます。

城崎おみやげ百選で売られている人気のお土産は、「焼きかにせんべい」や「かりんとう饅頭」、「雲丹のり」などです。

おすすめお土産:松葉かに処 焼きかにせんべい

「焼きかにせんべい」(27枚入り1,080円 / 14枚入り650円)は松葉がにの旨味を凝縮した、かにの濃厚な味わいが楽しめる焼きせんべいです。サクサクした軽い触感でお茶うけもよく、ビールなどアルコールのお供にもおすすめなので、自分用へのお土産にも最適。

焼きかにせんべいは、第26回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞受賞に選ばれたこともある定番のお土産です。

おすすめお土産:かりんとう饅頭

「かりんとう饅頭」(8個入り1,100円 / 5個入り750円 / バラ130円)は、城崎温泉で常に高い人気を誇るお土産です。
サクサクしながらも噛むとしっとり触感の皮生地に、上品な甘さのつぶ餡がぎっしり詰まっています。

生地の黒糖の香りと餡の甘さバランスが程よい城崎温泉の定番饅頭です。

おすすめお土産:雲丹のり

「雲丹のり」(160g / 590円)は、雲丹と海苔の佃煮が見事にマッチした、ご飯のお供に喜ばれるお土産です。

炊き立てご飯に添えるだけでも美味しいですが、おにぎりの具としてや、パスタにあえると海鮮パスタに早変わりします。

自分用のお土産としてもおすすめのお土産です。

<店舗詳細>
・住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島123
・電話番号:0796-29-4881
・営業時間:年中無休, 不定休
・観光マップ:Day3 C地点


↓徒歩約5分~10分

【Day3】城崎温泉出発

〈15:30〉
お土産を買ったら、城崎温泉2泊3日旅行もここで終わりです。

思い出とともに家路に着きましょう。

観光マップ

【Day1】

A:城崎温泉駅
B:おけしょう鮮魚の海中苑
C:鴻の湯(こうのゆ)

【Day2】

A:山麓駅
B:いろりダイニング三國
C:さとの湯
D:城崎文芸館

【Day3】

A:柳湯
B:大黒屋
C:城崎 おみやげ百選

温泉とグルメと紅葉をのんびり満喫できる城崎温泉へいますぐ出かけよう!

城崎温泉は大谿川に架かる太鼓橋や柳並木が美しく、温泉街を歩いているだけでも風情を感じることができます。

漁港にも近いことから海鮮などのグルメも新鮮で美味しく、温泉にグルメにと思い切り楽しめる温泉地です。

ぜひ城崎温泉へ訪れてみてはいかがでしょうか。

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