いざ、佐賀の武雄温泉駅へ向かって出発!

乗車してすぐ見つけたのは、車両連結部に飾られた「かもめイラスト」。

先ほど紹介した水戸岡氏の描いたイラストです。

ここでももれなく記念撮影を。

大きな荷物も難なく置ける広い手荷物置き場に感動しながら席につき、さぁ出発です。

※長崎駅-諫早駅間の車窓

※諫早駅-新大村駅間の車窓

長崎から武雄温泉まではトンネルの区間も多いですが、車窓からの景色を楽しむなら進行方向左の窓側の席がおすすめ。

この日は快晴で遠くの景色まではっきりと楽しむことができました。緑豊かな景色が広がり心が穏やかになりますよ。

※新大村駅-嬉野温泉駅間の車窓

新大村駅から嬉野温泉駅間は、大村湾や茶畑の美しい景色を望めます。

地元の名産品が展示されたスペースもあり観光列車のような雰囲気も

車内には、地元の名産品や「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」などの名所を案内するコーナーがあり、観光列車のようなワクワク感を味わえます。

展示物は定期的に変わるので、乗るたびに異なる名産品を見れるのは嬉しいですね。

名産品の他にも数々の作品が飾られており、座っている暇がないほど。

新幹線とは思えないほど、楽しめる車内となっています。

各地域の情景が浮かんでくるかのよう。発車メロディも聴き逃せない

西九州新幹線では、オリジナルの各駅の発車メロディーや車内メロディーを導入しています。

JR九州のホームページを見ると、例えば長崎駅は、国指定の重要無形民俗文化財「長崎くんち」の銅鑼(どら)で始まり…、武雄温泉駅は、武雄温泉楼門をイメージして制作と各駅や車内メロディーの説明が書いてあります。

それぞれの地域の情景がどんなメロディーになるか、聴き逃せませんね。

あっという間に武雄温泉へ到着!武雄の豊かな自然に心温まる

23分の旅はあっという間。武雄温泉へ到着です。

今回は、対面のホームの博多行きのリレーかもめには乗り換えず、武雄温泉で下車し豊かな自然に癒されることにします。

ちなみに、リレーかもめはこちら。

武雄温泉駅に到着すると、同一ホームの両側に「リレーかもめ」が並ぶ形になっているので、階段を上り下りしたりといった移動なく、ラクに乗り換えができます。

リレーかもめを見送って、武雄温泉へ繰り出しましょう!

まずは武雄温泉のシンボル「武雄温泉楼門」へ

最初に赴いたのは、武雄温泉駅から歩いて12分ほどの場所にある「武雄温泉楼門」。

竜宮城のような艶やかな門は、街中でも一際目立つ存在です。

こんなに立派な建築物が、釘を一本も使っていないとはびっくり。国の重要文化財に指定されているのにも納得です。

武雄温泉の湯をゆっくり堪能

提供:武雄市観光協会

武雄温泉楼門の見学後は、すぐそばにある「武雄温泉 元湯」へ。

現役の建物としては日本最古の公衆浴場といわれている場所とのことで、さすがの佇まい。

あつ湯とぬる湯を交互にゆっくり楽しみ、冷えた体が芯から温まりました。

温泉に浸かったら佐賀牛や海の幸などグルメを堪能

入浴後はお腹を満たしましょう。

佐賀といえばやっぱり佐賀牛ということで、武雄温泉駅に戻り在来線乗り場「武雄温泉駅観光案内所」の一角にある「カイロ堂」へ。

佐賀牛を使ったお弁当で九州駅弁グランプリ3連覇を達成した店に期待が高まります。

「佐賀牛ステーキ&焼肉弁当」(2,484円)を購入しイートインスペースでさっそくご対面。

溶けるほど柔らかいステーキと、タレがよく染みた焼肉の旨みに大満足です。

ちなみに、武雄温泉では近海で獲れた新鮮な海の幸も味わえます。

武雄温泉はパワースポットや陶芸体験など観光スポットも満載

出典:PIXTA(武雄の大楠)

武雄温泉には、樹齢2,000年から3,000年以上といわれている大楠めぐりや1年中冷んやりしている「永野の風穴」など、パワースポットがさまざま。

また、「武雄温泉新館やきもの体験工房」で、ロクロ体験や湯呑みや皿への絵付け体験をして旅の思い出の品を作ることも。

温泉だけに止まらない魅力が武雄温泉にはあふれています。