入浴剤って効果あるの?入浴剤の選び方から悩み別のおすすめ入浴剤まで
この記事を書いた人
ともきち
温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。
バスタイムのお供にぴったりな入浴剤とは、どんな効果があるバスグッズであるかご存知ですか?温泉で得られる効能とどのような違いがあるのか、そして自分に合う入浴剤を探す時のポイントについてそれぞれ詳しく解説致しましょう。
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目次
そもそも入浴剤とは?温泉と入浴剤の違い
出典:写真AC
ご自宅のお風呂に入る時、入浴剤を入れてお風呂に浸かっているという方もいらっしゃいますよね。
入浴剤とは、香りなどを付けた浴用の調整品のことをいいます。浴槽のお湯に入れるだけで、いつもの湯舟で温泉気分が味わえる優れものです。
スーパーや薬局には、個体や粉末、液体のものなど、とても多くの種類の入浴剤がありますよね。
それぞれの入浴剤によって、疲れを取ったり、肩こり・腰痛を和らげたりなどメーカーによっても効果や目的が異なりますが、温泉の効能と同じものと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで、温泉と入浴剤ではどんな違いがあるのかについて解説しましょう。
温泉と入浴剤の違いは「濃度」にある
温泉や入浴剤には、さまざまな効果・効能が含まれています。
疲れを癒すものや血行促進で冷え性にも効果的なものなど、さまざまな効果を得ることができます。
では、この温泉と入浴剤とでは、どんな違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
温泉と入浴剤の違いのひとつは、「濃度」の違いです。
温泉は、泉質によって効能の濃度が濃いものもありますが、入浴剤は、家庭のバスタブ用に作られているため、温泉のような濃度の高いものとは少し異なります。
ただし、入浴剤を大量に入れればいいというわけではありません。
入浴剤の入れすぎは肌トラブルにつながる可能性があるほか、バスタブの劣化や追いだき配管などの故障の原因にもなりかねません。
用法・用量に従ってお楽しみください。
「天然物・人工物」の違いではない
温泉は、天然成分が配合しているお湯、そして入浴剤は、人工的なものとして解釈している方が多いです。
しかし、温泉も必ずしも100%天然な成分のみの温泉とは限らないため、「天然・人工」の違いではないことを覚えておくと良いでしょう。
入浴剤の効果とは
出典:写真AC
温泉と入浴剤の違いをチェックしたところで、家庭で使用できる入浴剤には、具体的にどんな効果があるのでしょうか。
各メーカーが公表しているデータを基に、入浴剤がもたらす効果についてご紹介しましょう。
1. 疲労回復効果
仕事による足の疲労や肩こり、目の疲れなど、日頃の疲れが溜まっているという方が多いのではないでしょうか。
入浴剤は、保温効果が高いため、疲労回復に効果的と言われています。特に、炭酸ガス入りの入浴剤は、血管を拡張し、血流を促進する効果があるため、老廃物の流れもよくしてくれます。
疲労回復させるためには、熱めのお湯ではなく、ぬるめのお湯でゆっくり浸かると、より効果を得ることができます。
2. 血行促進
入浴剤は、血行促進にも効果的なため、冷え性の方などの体質改善にも繋がります。炭酸ガス系の他に生薬が主成分となった入浴剤もおすすめです。
生薬成分入りの入浴剤は、皮膚から吸収してくれるので、温泉に近い効果を得ることができます。
新陳代謝も活性化してくれるので、足先までしっかりと血の巡りをよくしてくれます。
3. 睡眠の質アップ
疲労回復・血行促進の効果が得られる入浴剤は、睡眠の質アップにもつなげることができます。
睡眠の質をアップするには、入浴方法にも気をつける必要があります。
温度は、38~40度のお湯に約20分を目安に浸かること、そして入浴時間は、就寝2時間前を心掛けるとより睡眠の質を上げることができます。
またラベンダーなどには、リラックス効果があると言われていますので、植物の効能を利用したアロマな入浴剤を選ぶのもおすすめですよ。
4. リラックス効果
入浴剤は、含まれる成分によって効果が得られるだけではなく、香りや色などによって癒しの効果を得ることができるため、リラックス効果が非常に高いと言われています。
たとえば、森のイメージのグリーンの香りや効能を上げるために植物の香りをプラスしていることがリラックス効果につながっています。
5. 美肌効果
入浴剤には、肌の角質層を整えてツルツルにするものや、保湿をして肌をしっとりさせる、美肌効果があるものがあります。
肌をツルツルにするなら重曹や酵素が入った入浴剤が、保湿するならオイルやセラミド、ヒアルロン酸、酒粕、米ぬかが入っているものがおすすめ。
また、美肌の効能がある温泉成分の入った入浴剤もたくさん販売されていますよ。
自分にあった入浴剤の選び方
出典:写真AC
入浴剤には、さまざまな効果・効能があることがわかりましたね。
では、入浴剤をご家庭でのバスタイムにも取り入れたいという方のために、入浴剤の選び方についてご紹介しましょう。
目的に合わせた入浴剤の効能で選ぶ
入浴剤には、先ほどもご紹介した通りさまざまな効果・効能があります。まずは、ご自身がどんな効果を得たいかを明確にし、効能に合わせて入浴剤を選ぶのがおすすめです。
入浴剤によっても温泉の効能に近いものから、お肌をしっとり保湿してくれるもの、また癒しに特化したものまでさまざまです。
どんな効果を求めるかによって入浴剤を選ぶことで、優雅なバスタイムが楽しめます。
好みの香りを選ぶ
入浴剤は、天然温泉と違い、さまざまな香り付きのものがあります。好みの香りから選ぶことで、リラックス効果を高めることもできます。ゆずなどの柑橘系や森などのグリーンを連想させるような香り、またラベンダーなどの植物由来の香りなどもあります。
また効果を求めて無香料の入浴剤にお好みのバスオイルなどで香りを付けると、効能も香りも好みのものを得ることができるので、バスオイルと組み合わせるのもおすすめです。
使い続けられる価格帯のものを選ぶ
入浴剤は、価格帯の幅が広いため、使い続けられる価格帯のものを選ぶのも大切なポイントです。入浴剤は、一度使うことでの効果よりも使い続けることでより効果を得ることができますので、価格帯や容量なども確認すると良いでしょう。
らくらく湯旅がおすすめする入浴剤
次に、らくらく湯旅編集部がおすすめする入浴剤をご紹介していきます。
美肌を目指す人におすすめの入浴剤3選
最初に紹介するのは、美肌が期待できる入浴剤のおすすめ3つです。
◆美人の湯として有名なアルカリ温泉の成分を配合「温素 白華の湯」
出典:アース製薬
ほんのり漂う硫黄の香りと、キラキラ輝く乳白色の濁り湯が、温泉気分を高めてくれる入浴剤です。
「美人の湯」として有名なアルカリ温泉の成分を配合していて、アルカリ湯のぬるぬるとしたまろやかな湯触りや、湯上がり後には、ツルツルした肌が実感できます。
美肌効果だけでなく、身体もしっかりと温めてくれますよ。
◆肌荒れや湿疹にお悩みなら「エモリカ 薬用スキンケア入浴液 フローラルの香り」
出典:花王
米胚芽油(こめはいがあぶら)やセラミド機能成分、ユーカリエキス、オーツ麦エキスの保湿成分などを配合している入浴剤です。
乾燥でかさついた肌にたっぷりと潤いを与えてくれ、肌荒れや湿疹、あせもなどにも良い働きをしてくれます。
赤ちゃんの肌にも使える優しい成分なので、お肌が弱い方も安心。
ゆったりとした気分になる優しいフローラルの香りと乳白色の湯に癒されます。
◆肌の弱い方でも安心して利用できる「アトピタ 薬用保湿入浴剤」
出典:丹平製薬株式会社
無香料・天然色素使用・防腐剤無添加で、アレルギーテスト済みなので、肌の弱い方や小さな子供でも安心して利用できる入浴剤です。
「ラノリン脂肪酸コレステリル」が配合されていて、うるおいを与えてくれるほか、昔から生薬として知られている「ヨモギエキス」が、湿疹や荒れ性などの肌のトラブルを防いでくれます。
炭酸水素ナトリウムが皮膚をなめらかにしてくれる作用も。
優しいヨモギ色の湯でリラックスできますよ。
睡眠の質がアップするおすすめ入浴剤3選
次に、安眠へ導き、睡眠の質を高めてくれる入浴剤を3つご紹介します。
◆微炭酸発泡と香りで眠りを誘う「薬用入浴剤 グースーピー【医薬部外品】」
出典:株式会社チャーリー
入浴で疲れをしっかり取って、安眠したい方には炭酸ガス系の入浴剤がおすすめです。
しゅわしゅわと泡が広がり、全身の血行を促進してくれるので肩こり解消も期待できます。
「ぐっすりサポーター goo suu pea グースーピー 」は、微炭酸発泡と香りで眠りを誘う薬用入浴剤。
ラベンダー・ベルガモットなどの香りが心と体をリラックスさせて、深い睡眠をサポートしてくれます。
高知県室戸沖の海洋深層水と海藻エキス配合で、保湿も期待できますよ。
◆琥珀色の湯と漢方系の香りで身も心もやすらぐ「温素 琥珀の湯」
出典:アース製薬
輝く琥珀色の湯と、5種類の植物・樹木系のエキスが混じり合った土系の漢方茶の香りが漂い、身も心やすらぐ入浴剤です。
身体の芯までしっかり温まり、疲れで凝り固まった身体も優しくほぐしてくれるので、快眠に繋がります。
アルカリ性のまろやかな湯ざわりで、美肌も期待できますよ。
他に、あせも、しっしん、荒れ性、うちみ、リウマチ、腰痛などにも効能があります。
◆琥「クナイプ 重炭酸スパークリングタブレット ラベンダーの香り」
出典:クナイプ
ドイツでの入浴剤市場No.1のクナイプは、125年以上前にドイツで誕生したハーバル(ハーブの葉や花から抽出したオイル)ブランドです。
「重炭酸スパークリングタブレット ラベンダーの香り」を浴槽に入れ目をつぶると、まるでラベンダー畑にいるような気分になり、最上級のリラックス感が味わえます。
神秘的なパープルグレーの湯は、お肌にも優しく保湿力も高い優れもの。重炭酸なので、疲れがたまった時に特におすすめです。
ドラッグストアで買えるコスパ最強おすすめ入浴剤
ドラッグストアには、コスパ抜群の入浴剤がたくさん並んでいます。
炭酸ガス系やスキンケア系など成分もさまざま。
例えば「バスクリン ゆずの香り」は、血行を促進し身体を温めてくれ、また柚子の天然アロマ成分でフレッシュな香りが長続きし、湯上がり後も心地良さが続きます。
炭酸系の入浴剤なら「BARTH中性重炭酸入浴剤」がおすすめです。重炭酸イオンが溶け込んだお湯に浸かると血流が良くなり、身体が芯から温まって疲労回復も期待できますよ。
もっと、ドラッグストアで買えるコスパ最強の入浴剤を知りたい方は以下の記事をご参考ください。
入浴剤に関するよくある質問
出典:PIXTA
入浴剤についてのよくある疑問や質問をピックアップしてお答えします。
Q1.入浴剤を使うメリットは?
入浴剤を入れることで湯ざわりがやわらかくなり、より快適に入浴できます。
また、先に紹介したように、疲労回復効果や睡眠の質のアップ、リラックス効果、美肌効果などが期待できます。
多種多様な入浴剤が販売されているので、自分の好みの香りや色、効果のものを選んで、楽しいバスタイムをお過ごしください。
Q2. 炭酸入浴剤にはどんな効果がありますか?
炭酸系の入浴剤を用いた湯舟に浸かると、血行が良くなって全身の新陳代謝が活発な状態になります。
その結果、疲れや痛みなどの緩和につながります。
身体の芯からしっかり温まるので、湯上がり後は入眠しやすくもなり、質の高い睡眠ができるので、疲労回復も期待できます。
炭酸入浴剤の効果やおすすめの炭酸入浴剤は以下の記事でご紹介しています。
Q3. バスソルトと入浴剤どっちがいい?
共通していることは、湯舟に入れると一定の効果・香りが期待できるということです。
一概にどちらが良いということはありませんが、入浴剤は医薬品・医薬部外品に分類されるので、効果効能を記載することができるという点から、安心感が高いかもしれませんね。
バスソルトと入浴剤の違いや効果について、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご参考ください。
Q4. 入浴剤は手作りできますか?
一般的な家庭のキッチンによくある材料も、簡単に入浴剤に早変わりします。また、シュワシュワという泡と好みの香りに包まれるバスボムも手作りすることができます。市販の入浴剤に比べるとコストが抑えられるメリットもありますよ。
入浴剤の手作り方法は以下の記事でご紹介しています。
<関連記事>
入浴剤を使って自宅で気軽に温泉気分を味わってみては?
出典:写真AC
入浴剤は日常に取り入れられ、香りや色などによる癒しの効果も期待できることから、温泉とはまた違った楽しみができるものも多いため、おすすめのバスグッズです。
また入浴剤の中には、温泉の効能に近いものもあるため、温泉気分を味わうこともできます。
日々の疲れを癒したい方は、ぜひ入浴剤を取り入れてみてはいかがでしょうか。