温泉で「疲れ」を感じにくい入り方

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「疲れ」を癒すために訪れた温泉で、逆に疲れてしまっては残念です。

ここでは「疲れ」を感じにくい温泉の入り方を3つご紹介します。

1. 入浴前後は水分補給をしよう

入浴後に「疲れ」を感じないようにするための入り方1つ目は、入浴前後にしっかりと水分補給することです。

入浴中は体温の上昇によりエネルギーが消費され、思っている以上に汗をかき、脱水症状を引き起こす可能性があります。

体内の水分が奪われると、血液がどろどろになり全身に血液が行き渡りにくくなります。血液がどろどろの状態は、疲労回復の妨げになってしまいます。

そのため、入浴前後にはしっかりと水分を補うことが大事です。

なお、温泉地ではアルコールを飲まれる方もいると思いますが、アルコール類では水分補給はできませんのでご注意を。

水分補給には、「水」「お茶」「スポーツドリンク」がおすすめです。

2. 温泉へ浸かるタイミングに気をつけよう

温泉に入るタイミングも疲れの度合いに影響します。

そのため、入浴後に「疲れ」を感じにくくするためには、温泉へ浸かるタイミングを考える必要があります。

 

◇食後は30~45分程時間を空けてから

食後は食べた物を消化するために胃腸に血液が集まります。しかし、食事を終えた直後に温泉へ浸かると、体表面の血の巡りがよくなり胃腸の血液循環が悪くなってしまいます。その結果、消化不良や胃もたれ、吐き気などを引き起こす可能性があります。

食後は30~45分程休憩してから、温泉に入るようにする方が賢明です。

 

◇運動直後の入浴は避ける

また、運動直後の温泉入浴もおすすめできません。

運動直後は筋肉の疲れを回復させるために、血液が酸素の供給と疲労物質である乳酸の排出を行っています。

運動直後に温泉に浸かると血液が全身に回ってしまうので、疲労部分の回復を遅らせてしまうのです。

そのため運動後は、通常の心拍数に戻るまでゆっくりと休憩を取ったうえで温泉へ浸かるようにしましょう。

3. 急激な体温変化を抑えしよう

入浴後に「疲れ」を感じないようにするためには、急激な体温変化の抑制することも大切です。

温泉に浸かって体温が急激に変化することは、準備体操をしないで激しい運動をすることと同じです。

急激な体温変化を抑えるために、以下の2つのことに注意しましょう。

・湯船に浸かる前は「かけ湯」をする
・勢いよく一気に湯船に浸からない

かけ湯をしたり、一気に勢いよく湯船に浸かることを避けることで、体温をお湯の温度に徐々に近づけることができます。


まとめ:疲れにくい入浴のポイントをおさえて温泉を楽しもう

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今回は、温泉で疲れる原因や疲れにくい方法をご紹介してきました。

温泉でゆっくりと疲れをとるために大切なのは、

・入浴前後は水分補給をする
・食後や運動後は十分に時間をあける
・入浴時に急に体温を変化させない

です。

これら3つの点を押さえて、癒しのひと時を過ごしましょう!

参考:Rhythm|温泉に入ると疲れる?その原因と疲れない温泉の入り方3選