提供:名月荘

温泉経営者がおすすめする一度は泊まりたい温泉宿#22 かみのやま葉山温泉-名月荘-

更新日:2022年6月15日

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かっきー

江戸の玄関口と言われた宿場町に生まれ育った生粋の江戸っ子。還暦を迎えた今なお、旅とサーフィンをこよなく愛するアクティブシニア。某夕刊紙に勤務していた経歴を持つ。
マイナーな温泉から秘湯まで、気の向くままに温泉へ出かけることが大好きです。温泉の良さはもちろん、分かりやすく温泉や旅館などの良さをお伝えしてまいります。

本企画は、旅館・おもてなしのことを知り尽くす、旅館経営者が「素晴らしい!」と大絶賛するおすすめのお宿をリレー形式でご紹介してまいります。
今回は、美しい自然の中でヨガや森林浴を楽しめたり、山形で育ったお米の食べ比べや伝承野菜を味わえたりなど、贅沢な時間が過ごせる温泉宿のご紹介です。

第22回は山形県上山市のかみのやま葉山温泉にある「名月荘」

提供:名月荘

第22回となる今回は、宮浜温泉「庭園の宿 石亭」の上野さんがおすすめする、「名月荘」の経営者にインタビューしました。

名月荘は、山形県上山市(かみのやまし)のかみのやま葉山温泉にあります。

かみのやま葉山温泉は上山温泉郷に位置します。

出典:PIXTA

江戸時代には上山藩の城下町として、また羽州街道の宿場町としても繁栄。

今もなお、武士達のために作られた共同浴場や足湯、旧武家屋敷などが残り、歴史と趣を感じることができる温泉地です。

山形新幹線を利用すれば、東京から約2時間30分ほど。

自然や史跡に囲まれ、のんびりと心と体を癒せる絶好のロケーションに恵まれています。

居心地の良いおもてなしにこだわる「名月荘・菊池 友伸さん」

名月荘・代表取締役 菊池 友伸さん

◇らくらく湯旅編集部(以降 編集部):特別企画の第22回は、かみのやま葉山温泉「名月荘」の館主である、菊池さんにお話を伺います。

◆菊池さん:よろしくお願いいたします。

蔵王連峰に昇る月に思いを馳せて命名された「名月荘」

提供:名月荘(蔵王連峰を見晴らすラウンジからの眺望)

◇編集部:まず最初に、かみのやま葉山温泉の「名月荘」は、どのような場所にありますか?

◆菊池さん:かみのやま温泉は、蔵王連峰の裾野に広がる温泉郷で、いくつかの地域に分かれています。

当館のある葉山地区は、周囲を自然に囲まれたリゾート地のようなロケーションとなっており、蔵王連峰を一望する高台にあります。

かみのやま温泉駅付近には、上山城や武家屋敷通りなどがあり、城下町の趣がある温泉地となっています。

◇編集部:周辺を自然に囲まれ、史跡や城下町を散策できて、多様な楽しみ方ができそうですね。

提供:名月荘(宿に隣接する森林浴や散策に適した森)

◆菊池さん:上山市には、自然環境や食材などの地域資源を活かして、日本で初めて、ミュンヘン大学認定を受けた、クアオルトウォーキング用のコースもあります。

クアオルトはドイツ語で「療養地・健康保養地」を指します。

自然の中で森林浴をしながら自分に合った適度な運動をする。

そして、温泉で疲れを取り、滋味(じみ)のお料理で栄養を補い、心身を癒すことです。

◇編集部:素晴らしい自然環境が整っているのですね。

ゆっくりと歩きながら森の香りや新鮮な空気を吸う…すごく気持ちがいいでしょうね。

日常生活から解放され元気が取り戻せそうです。

◆菊池さん:全国からリピートや連泊でご滞在いただき、ゆったりと癒しの時間を満喫していただいています。